おと〜さ〜ん おと〜さ〜ん♪
魔王が・・・って
エフェドリンを含有する麻黄を育てる研究をしてみましょう。
マオウ科マオウ属
■ Ephedra sinica
Stapf,(シナマオウ)
■ E. intermedia Schrenk et C.A.Meyer(チュウマオウ)
■ E. equisetina Bunge (キダチマオウ)
※日局では上記3種が適
□ Ephedra distachya Stapf(フタマタマオウ)
□ Ephedra nevadensis (ネバダマオウ)
アルカリ土の乾燥帯・砂漠地帯に生育する低木
トクサに似た茎状をしている
葛根湯などの漢方をつくる生薬として重要
※日局の規定では,アルカロイド含量
(エフェドリンとプ
ソイドエフェドリンの総和)が0.7%以上でなければならない。
本邦では,ほぼ100%を中国からの輸入に頼っているが,
中国は1999年1月から,
資源砂漠化を防止するため麻黄の原則輸出を禁止した。
現在は便宜的に加工品として輸入されている。
■播種,株分け,挿し木により増やす
■収穫:2年目の10月(?)
■日本では湿度が高いため,露地での受粉精度が悪い(飛散しないためか?)。
乾燥したビニルハウス内推奨
■挿し木法
1967年の報告では,活着率は E. distachyaの場合,木質茎で15%,草質茎で0%
■株分けに適するマオウ:
E. sinica , E. distachya
■株分けに適さないマオウ:
E. intermedia , E. equisetina
E. sinicaで,秋期に挿し木,人工気象器内で管理して発根率を上昇させ,
3月に定植することにより活着率が上がった研究がある。
■適する土
園芸用土が最適(根張りに適した柔らかさと最適化された化学肥料のため)
赤玉土>川砂 >> 山砂・桐生砂・鹿沼土(根の張りが悪い)
2年を超える同一土壌の使用は,アルカロイド含有量を下げたり,根腐れをおこす。
■より乾燥傾向が強いマオウ
E. intermedia , E. equisetina は E. sinicaよりも乾燥傾向が強い。
【メモ】ワグネルポット・・・1/2000a(内径25cm),1/5000a(内径15cm)
0 件のコメント:
コメントを投稿