人形峠西側の無名の山に登った。
ほんとうはN山にのぼるはずだったけど,道を間違えたらしい。
車道から巨岩が見えたので写真を撮りたくて登って行ったら
登れそうなケモノ道があったのでトレース。
雨だったので,モンベルのGORE-TEXレインウェアを試すときが来た。
降雨ははじいていたけど,ヤブコギしてると
腿のあたりがぐっしょりしてしまう。
チシマザサ(ネマガリタケ)の海,
倒木のトンネルをくぐった。
まるでメイちゃんがトトロを追いかけて行った森みたいな荒れよう。
GPSアプリのジオグラフィカを使ってみた。
キャッシュ型オフラインGPSだから,電波圏外でも使えるのがウリ。
開けた場所に出るとピンクテープが見えた。
あてにはしないほうがいいと思う。
地籍三角点と書いてあったが意味がわからず。
ハーフパイプ状になったルートを見つけたので,
人形仙方向に向けて検索してみた。
ハーフパイプの土手側から,ドサドサッという音がしたと思ったら
いきなり黒い巨大な物体が飛び出てきた。
おもわず大声で「うおー!」と叫んでしまった。
こっちに来るなという警告の意味もあったが,
それよりも恐怖感があった。
飛び出てきたのは2段角のニホンジカだった。
ぼくと鹿とは10mほどの距離しかない。
そして,ぼくの身長以上もあるハーフパイプの土手を
再び超えてニホンジカはどこかに行った。
土手についていたできたての足跡。
ちなみにここは鳥獣保護区である(C-7772)。
おもうに,ハーフパイプは人形峠からの古道だったのではないだろうか。
倒木やら低木,チシマザサに覆われて,とても登山道とは言い難いが,
なんとなく「道だった」ことがうかがえる。
ハーフパイプが完全に行き止まりとなり,
ルートを失ったので下山することにした。
とにかくGPSアプリを頼りに車道方面に降りた。
下山場所はスタート地点とだいぶズレていたが,
帰還できたことがとにかくうれしかった。
GPSアプリがなかったら遭難していたと思う・・・
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