毛のむしり方は、山賊ダイアリー、さばき方は、孤独のジビエをみながらやった。
ベランダで羽毛をむしったが、指が疲れて、握力がなくなった。
毛をむしると鳥から肉にかわった。
みるからにうまそうである。
鳥獣の解体はやみくもに肉を切るんじゃなくて、
肉塊と肉塊の境を断ち切るのだ。
部位ごとに筋や膜や骨でつながっているだけなので、
これを断ち切れば部位ごとに綺麗に分かれてくれる。
とはいっても、言うのとやるのでは全然違う。
ガラとムネ肉、ササミ、モモ肉、ハツ、スナズリ、レバー、
よくわからん肝、その他の肉、に分解した。
後輩にLINEすると鴨鍋がいいというので、
ネギと春菊で鴨鍋を作った。
ガラでだしを取り、ムネとモモをスライスして投入した。
少し煮込みすぎたせいか、汁がにごってしまった。
スナズリは栗のように硬かった。
出刃でさっくり割って硬い部分を切除したのち、適宜切り分けた。
ハツとスナズリは竹串にさして、魚焼きグリルで焼き鳥にすることにした。
焼き鳥は案外うまかった。
市場に流通しているニワトリとも違って、少し野性味がある。
カモの内臓(モツ)を味わえるのは、獲ったものだけの特権だと思う。
ワイルドな味である。
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